太りにくい体質にする入浴法

 

今回は、太りにくい体質にする入浴法を具体的に説明いたしましょう。太りにくい体質になれば、もうダイエットなど必要なくなりますから、ぜひ試してみてくださいね。

 

前回お話いたしました「褐色脂肪細胞」についてはもうしっかりとご理解いただけましたでしょうか。この、褐色脂肪細胞を活性化させることが、太りにくい体質にするために最も重要なことでしたね。ということは、この褐色脂肪細胞を活性化させるような入浴法ということになりますが、果たして・・・。

 

褐色脂肪細胞という細胞は、全身にまんべんなく散らばっている脂肪細胞とは異なり、存在している部分というのが決まっています。それが、「心臓付近」、「腎臓付近」、「首の後ろ側」、「わきの下」、「肩甲骨周辺」の5か所となります。

 

ですから、この5か所を何らかの方法で刺激してあげなくてはならないのです。そこで、入浴時にシャワーで、しかも「温冷交互浴」で刺激を与え、活性化を促します。温冷交互浴はおわかりでしょうか。読んで字のごとく、暖かいお湯と冷たい水とを交互にあてるという方法です。

 

これも入浴法のひとつではあるのですが、全身浴で行うと心臓への負担が大きすぎますから、シャワーで部分部分に行います。ダイエット成功のためですとか、部分部分では面倒だとか言って、一気に全身浴するかたがいますが、それはやめてください。

 

温かいお湯のほうは全身でももちろん構わないのですが、問題は冷水のほうです。これは必ず、部分のみにあてるようにしてください。しかも、最初は冷たい冷水ではなく、ややひんやりと感じる程度のぬるいお湯から始めてください。

 

それでも充分に効果はあるので、心配しなくて大丈夫です。続けているうちに、ちょっと食べ過ぎても太らなくなっている自分に気がつくことでしょう。